変形性膝関節症 2015.10.09
変形性膝関節症は関節の退行性疾患です。
交通事故で受傷し、後に変形性関節症に発展することがあります。
器質的損傷が認められ、因果関係がはっきりと繋がれば、12級13号の後遺障害として等級認定されます。
単純X線(レントゲン)正面画像で関節裂隙の狭小化、骨棘形成、軟骨下骨の骨硬化像やのう胞形成などが認められることがあります。
MRIでは半月板や関節軟骨の変化を直接描写できるので、単純X線で確認ができない変形性関節症の場合には大きな意味を持ちます。
T2強調矢状断像、T2強調冠状断像、T2*強調矢状断像などで関節軟骨や半月板の状態を確認することが重要です。
軟骨下骨の骨髄浮腫で軟骨損傷の程度を推測することもできます。
もし、単純X線(レントゲン)の撮影しかされていない場合にはMRI検査もしてもらうよう医師にお願いしてみた方がいいかと思います。
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