事故からしばらくして症状がでてきた｜福岡で後遺障害といえばタサキ行政書士事務所

追突によるむち打ちの症状などで多くあるのが、事故直後は痛みやしびれがなかったのにしばらくして症状がでてきたという事例です。

なぜ、このように時間が経ってから症状がでてくるのでしょうか。

交通事故と言うのはだれしもが経験するものではありません。
人によっては2度3度とありますが、一生に1度経験するかしないかと言われています。

交通事故に遭ってすぐは、精神的なショックもしくは興奮状態であるのが普通です。
そういう背景から被害者の方は、初診時に、ここが痛い、あそこが痛いと訴えることはあまりないようです。数日後、精神的に落ち着いてきてから、痛いところがでてくるということになります。

上記以外にも、事故に遭って目に見えない筋線維が断裂し、毛細血管が破れて出血がおこり、少しずつ血腫や浮腫が大きくなり、時間が経ってから神経を圧迫するようになり症状としてあらわれるということも考えられます。

こういった理由から、事故から症状を自覚するまで時間的に誤差が生じるものと思います。

しかし、事故から半年経って「首がいたくなってきた、半年前の事故が原因だ！」というのは難しいと思います。
目安として事故から1週間（長くても2週間）以内には症状がでていないと事故との因果関係を結びつけるのは困難と思われます。