貴重な情報 2015.04.16
最近、過去に受任した案件の資料が膨大になり事務所のスペースを圧迫しているので、紙の資料をスキャンしてデータとして保存して、古いものから破棄しています。
その際に、その案件を見直し、検索しやすいように見出しを付けています。
例えば
「異議申立 非該当→12級13号 頸椎捻挫 ○○病院(○○市)」
というような見出しです。
こうしておけば、同様の傷病名の相談を受けたときにとても参考になる資料を簡単に見つけることができます。
この作業をしていてとても重要な情報は病院の情報です。
被害者にとって、良い病院、良くない病院は診断書の記載からある程度わかります。
過去の資料を読み込んでいると、これはひどい!と思う診断書を書く病院がゴロゴロでてきます。
経過診断書がコピペしてある病院、検査をお願いしても拒否する病院、勝手に後遺症ではないと判断し、全く協力してくれない病院、症状が残存していても3ヶ月で打ち切る病院。
「後遺障害診断書の記載内容、特に自覚症状などが事実に反していたので訂正をお願いしに行くが認めてもらえなかった」などの情報も出てきます。
逆に、とても良い病院もあります。
毎月発行される経過診断書に細かく症状と検査結果が記載されている病院、異議申立できちんと症状を説明してくれる医師、後遺障害診断書の訂正も丁寧に対応してくれる病院。
まだまだ途方もない数の資料を精査していかなければなりませんが、こういった貴重な情報をリストアップし、今後の相談に生かしていきたいと思います。
≫ 一覧へ戻る