後遺障害診断書の重要性 2013.12.12
後遺障害診断書とは、「後遺症が残っていること」を証明する書類です。
治療した病院の医師に記載してもらい、損保会社に提出します。
医師は、完治を目指し治療を行いますので、後遺障害診断書を書かなくて済むということは治療の成功を意味し、それは患者にとっても医師にとっても一番の幸せです。
しかしどんなに適切で懸命に治療をしたとしても、痛みが残ったり、関節の機能が制限されたり、傷跡が残ってしまったりと、どうしようもないことがあります。
このような交通事故が原因で後遺障害が残ると認定される人は、人身事故全体のおよそ5%です。
後遺障害診断書を基に自賠責損害調査事務所が審査するのですが、記入に慣れていない医師が書いた診断書によって等級認定が不利に働くことがあります。
そこで、被害者(遺族)は、損保会社に出す前に自覚症状等記載内容に間違いないか、記載漏れが無いか等確認する必要があります。
もし事実に反する記載があった場合や、重要な記載が抜けている場合には医師に追記・修正をしてもらわなければ適正な後遺障害等級認定は受けることができません。
他の要素と併せて検討はされますが、後遺障害診断書は等級認定の最重要書類といっても過言ではありません。
これから申請するという人は、この後遺障害診断書の記載内容に最大の関心を持つべきでしょう。
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