行政書士の交通事故 2013.10.17
交通事故にはお金が絡んできます。
弁護士や行政書士にお仕事を依頼される場合ほとんどがお金に関することです。
そして、賠償金を少しでも増額できる事が依頼を受けた専門家の成果になります。(弁護士は示談交渉や訴訟、行政書士は後遺障害の認定等)
そういった性質のためか、交通事故を専門にやっている私に対して外部の人たちからは「お金に執着している人を相手に仕事するのは大変だね」とか、「相談してくるのは変な人間ばかりでしょ?」といったことを度々言われます。
これまでたくさんの交通事故被害者の方とお話をしてきました。
実は、あまりそういう方は多くありません。
相談者の多くの方は「不安」に陥っている方です。
交通事故にあって大けがをしてみないと想像するのは難しいかもしれませんが、交通事故被害者は孤独と恐怖との戦いです。
私がご相談に乗る際、1番に心がけることは被害者の方のお話をよく聞くということです。
上手く思っていることが伝えられない方や、お話が苦手な方の場合にはお話を引きだすことを重点的に考えて対応します。
私から一方的にお話しすると言う事は避けます。
そして心に抱える「不安」をすべて吐きだしていただいてから具体的なアドバイスに入るようにしています。
最初は緊張してこわばった顔でいらっしゃった相談者が最後には冗談を交えながら笑顔でお話しておかえりいただくことがよくあります。
もしかしたらこの瞬間に行政書士の交通事故業務の本質があるのかもしれません。
そんなにお金に執着している訳でもないけれど、相手方保険会社の担当者に不信感を持っていたりして、誰も頼れる人がいないとお困りの方がいらっしゃいましたらお気軽にご相談ください。
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