印象的な依頼人 2013.10.10
先代の父が交通事故専門の行政書士事務所として開業して10年になります。
最初は相談者も少なく、なかなかご依頼も頂けなかったようですが、振り返ってみると1000人以上の交通事故被害者の方の御相談をうけ、たくさんのご依頼を頂きました。
そんなたくさんのご相談者の中で、印象に残っているご依頼人のお話をしようと思います。
後遺障害の申請をはじめとする交通事故に関するご依頼は、後遺障害診断書や印鑑証明などの書類の取付に依頼人の方に動いてもらう事がたくさんあります。
そのご依頼人は知り合いの整骨院の先生からのご紹介で当事務所にご相談をいただきました。
症状はむち打ち症で、お電話を頂いたときは事故から6か月が経つころで、現在も強い頚部痛が残るので後遺障害の申請について話を聞きたいとの事でした。
よくよく聞いてみると病院には月に1度しか通っておらず、主な治療先は整骨院でした。
なかなか等級認定は厳しいといった印象でした。
とりあえず必要書類を集めるべくご依頼人に書類の取付をお願いすると、お願いした翌日には取り付けていました。
ちょっと時間がかかってるなと思って聞いてみると、病院などの書類の発行に時間をかかっているということで依頼人自体はすぐに行動していました。
そう、なにが印象に残っているのかというと、この人はとにかく仕事ができる!!
なぜこんなに仕事が早いのかと思い、ご職業を聞くと某高級外車のディーラーに勤めていらっしゃる営業マンでした。
なるほど。妙に納得してしまいました。
最終的には後遺障害の等級を獲得し、紛争処理センターに行き、過失割合もひっくり返し、最高の結果を勝ち取っていました。
きっと本職の方も立派な成績を残されていることでしょう。
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