交通事故コラム

医者と弁護士は敵!? 2015.10.23

医師面談で久しぶりに強烈なドクターに出会いました。
福岡では有名な医大系の大きな病院で、何度も医師面談で行ったことのある病院でしたが、そのドクターにお会いするのは初めてでした。

依頼者から事前に医師の特徴を聞いて、結構気難しそうだなーと感じてはいました。

数日前に、その病院と関連のある違う病院へ医師面談へ行った際、面談終了後、その病院の医師と世間話をしていてなんとなくそのドクターを知っているか聞いてみたら、顔を曇らせて、「あまり詳しくは言えないけど、あの先生はそうとう厄介だよー。」と言われました。

医師面談当日。待合室で待つこと1時間。やっと呼ばれました。
入ってあいさつするも無視され、依頼人(患者)とだけ一通りしゃべり、

「・・・で、あなたは何?」

と面倒くさそうに聞いてきました。

自分の素姓と、同行させてもらった目的を伝え、依頼人の後遺障害申請に当たって先生のご意見を教えてほしいと答えると、

「なんで私が教えなければいけないの?あなたが、勉強してクライアントに最善の結果をもたらすのがあなたの仕事でしょ?あなたに教えることは私の仕事ではないよ」

と鼻で笑いながら返答されました。

正直、こういった態度の医師は珍しくは無く、過去に何人か遭遇したことはありました。
それでも多くの医師は、丁寧に説明すると、患者さんの為になるならと協力してくれることが大半です。

失礼のないように誠意をもって、主治医であるドクターの証明が得られなければ患者さんである依頼者が救われない可能性があることを必死に説明しても全く意に介さず、どんな質問をしても、

「そんなのわかるわけないでしょ?しりません。」

こんな感じで全く答える気はなく、最終的に医療照会文書を拒否されました。
周りの評判通りのドクターでした。

結局、その病院以外にリハビリで通院していたところがあるのでそちらに協力を仰ぐことになり、事なきを得ましたが、その医師のところでしか治療していなかったらと思うとぞっとします。

後から依頼者に聞いた話ですが、このドクターはぼそっと「医者と弁護士は敵だから。」と過去に弁護士と何かトラブルがあり、弁護士に対して嫌悪感を抱いていると話していたそうです。
私は弁護士ではありませんが、被害者が適正な賠償を得られる為のお手伝いをするという点では弁護士と同様の目的で仕事をしていますのでドクターからしたら同一視していたのでしょう。

医師と弁護士、方法は違えど、被害者の救済という目的は同じものであると思います。
医師と弁護士が必要以上に結託する必要はありませんが、個人的な偏見で敵対し、患者に迷惑をかけるということはあってはならないと思います。
そういう感情や主義を持つ医師は、交通事故の被害者を診るべきではないと心から思います。

「この病院へは行くな!」リストの上位が更新されました。

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