交通事故コラム

交通事故証明書の取得方法 2014.10.30

自動車保険へ請求する際の必要書類に「交通事故証明書(人身事故)」という書類があります。

交通事故証明書とは、事故が起きたという事実を証明する書類です。
一般的に「事故証明」といわれるものです。

事故証明には、人身事故の証明書と物件事故の証明書があり、自賠責保険の請求には人身事故証明書が必ず必要です。
人身事故の届出を出していない場合には、別途「人身事故入手不能理由書」という書類を提出します。

事故証明には、事故発生の日時・場所・当事者の氏名などが記載されています。
警察に届出を行ったあとに申請し、各都道府県の交通安全運転センターが発行します。

この書類は基本的に任意保険会社が取得します。
必要であれば保険会社に写しをもらうことができますのでそちらで対応できます。
(原則、自賠責保険の請求には事故証明の原本が必要となります。保険会社に写しを貰う際に「原本証明を付けてください」と頼みます)

相手方や自身に任意保険がない場合には自分で取得する必要がでてきます。
今日はこの交通事故証明書の取得方法をご説明します。

1.申請できる者

・交通事故当事者(加害者、被害者)
・交通事故証明書の交付を受けることについて、正当な利益のある者(損害賠償請求権のある親族、保険金の受取人)

2.申込方法

・郵便振替での申込み
郵便振替用紙に必要事項を記入のうえ、最寄りの郵便局(振替窓口)に手数料を添えて申込みます。交付手数料は1通につき540円です。
この申請書1通で、何通でも申し込めます。
証明書は、申請者の住所又は郵送希望宛先(通信欄に記入)へ郵送されます。
振替用紙は警察署・交番・駐在所・損害保険会社・農業協同組合等に備え付けてあります。

・窓口での申込み
センター事務所の窓口において、窓口申請用紙に必要事項を記入のうえ、手数料を添えて申込みます。交通事故資料が警察署等から届いていれば、原則として即日交付されます。事故資料が届いていない場合は、後日、申請者の住所又は郵送希望宛先(通信欄に記入してください。)へ郵送されます。(他府県での事故の場合は、後日郵送となります。)
福岡県は福岡県警察本部内(福岡県庁横)に窓口があります。
代理で取得する場合には委任状が必要です。
本人確認の身分証明書が必要となります。 行政書士が代理で取得する際には行政書士証と職印が必要になります。

・インターネットで申込み
自動車安全運転センターの申請フォームから申請できます。
https://www.jsdc.or.jp/certificate/accident/quest19.html
必要事項を入力し、手数料を支払えば郵送されます。
ただしインターネットからの申込には注意しなければならないことがあります。
・交通事故発生時に警察へ届出られた住所に、現在も住む者に限られます。(申請者ご本人の確認のため、交通事故証明書に記載のご住所以外への郵送はできません。)
・交付手数料のお支払いは、コンビニ(別記コンビニ各店舗)、金融機関のペイジー及び ネットバンクでお受けします。交付手数料は1通につき540円です。(交付手数料のほか、払い込み手数料として1通につき130円各金融機関への払い込み手数料は申請者負担となります。)
・申請から手数料等の支払いは7日以内にしなければいけません。7日を経過しますと自動的にキャンセルの扱いとなります。交通事故証明書は、原則的にご入金が確認され次第郵送されます。

以上です。
ほとんどの事案で保険会社から写しをもらうことで対応しています。
保険会社からもらえないケースでは、私の場合は窓口にて申し込んでいます。(即日発効されるため)

費用が多少かかりますがインターネットでの申込みが一番楽なのではないでしょうか。
自動車安全運転センターのHPに詳細は書かれていますのでご確認ください。
https://www.jsdc.or.jp/index.html

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